湿布

女性にとって人生の中で重要で、大切な一大事は「妊娠」です。

 

お腹が大きくなるにつれ肩こりが酷くなったり、腰や背中が痛いなど様々な影響がでてきます。

 

妊婦にとって「痛み」を取りたい欲求は大きくなります。そこで使用されるのが「湿布」です。

しかし「妊婦」が使用するには胎児に影響があるか・ないか悩みます

 

そこで妊婦さんが使用できる湿布と避けた方が良い湿布を調べてみました。

では具体的に見ていきましょう。

 

妊婦さんの肩こりに使っても良い湿布と悪い湿布はあるのかリサーチ!

1、妊婦さんが使用できない湿布とは?

1-1、妊娠後期と全期と使用さけたい湿布配合薬剤

解熱・鎮痛・消炎薬

区分

一般名

製 品 例

添付文書

FDA

4

’92

アニリン系

アセトアミノフェン カロナール、他

◇※(1)

B

A

1

塩基性

チアラミド ソランタール

C

1

NSAIDs

NSAIDs 全般

慎重~禁忌(後期~全期) B~C初期
D
末期

C

1~4

アスピリン アスピリン 禁忌(出産予定日12週以内) C<150mg/
D
通常量

C

3一般
1
少量
4
末期連用
バファリン330mg 禁忌(出産予定日12週以内)
バファリン81mg 禁忌(出産予定日12週以内)
バイアスピリン 禁忌(出産予定日12週以内)
インドメタシン(内・坐) インダシン
インテバン

禁忌(全期)

B~D

3

ジクロフェナク(内・坐) ボルタレン

禁忌(全期)

B~D

1

ロキソプロフェン ロキソニン

1

禁忌(末期)

ケトプロフェン(坐) エパテック
(旧・メナミン、オルヂス)

B~C

1

禁忌(後期)

ケトプロフェン(貼) モーラス

◇※(2)

(引用:「お薬110番」http://www.okusuri110.com/kinki/ninpukin/ninpukin_04-010.html )

 

 

<添付文書> 添付文書の記載要領と解釈について
~治療上の有益性が危険を上回ると判断される場合にのみ投与すること
~投与しないことが望ま しい
禁忌 ~投与しないこと(妊婦禁忌)
妊娠にかかわる「重要な基本的注意」あり
妊娠にかかわる「警告」あり
処方にさいしての事前の避妊指示(事後の対応ではありません)
処方にさいしての男性の避妊指示
<米FDA FDA薬剤胎児危険度分類基準
<オ4版> オーストラリア基準 第4次改訂版(妊娠中の投薬とそのリスク, 医薬品・治療研究会より)
<虎 ’92 虎ノ門病院の基準(実践 妊娠と薬’92より)
(1) 胎児の動脈管収縮にかかわる注意書きあり(2012/04
(2) 慎重投与/妊娠後期の女性 (2008/12)

(引用:「お薬110番」http://www.jah.ne.jp/~kako/

 

1-1、一般的な医薬品の分類

20146月より市販薬の扱いがインターネット販売に対応した形で変更になりました。

それに伴い薬剤師の仕事が増え、責任も重くなっています。

 

市販薬は現在、第1類~3類と効果の強さによって区分が分けられていて、その扱いが異なります。

要指導医薬品>第1類医薬品>第2医薬品>第3医薬品 と重い順になっています。

 

 

NSAIDS(ロキソニン・ボルタレン等:上記商品など)というタイプの鎮静剤には動脈管収縮を起こすとされ、胎児の心臓が停止した症例が報告されました。

錠剤に比べれば「湿布」の安全性は高いですが使用しない方が良いと判断されました。

 

動脈管収縮(※注1)が発現した国内症例が集約した事と、ケトプロフェンテープを使用し羊水過小が国内症例で発現しました。

上記商品は第2医薬品ですがそのため2014年厚生労働省から妊婦後期を一部禁忌にしました。

 

(※注1)動脈管収縮とは?
赤ちゃんがお腹の中にいる時だけ空いている管の事をいいます。
赤ちゃんは「へその緒」を、通して母体から酸素をもらう為、母体内にいる時はご存じのように肺で呼吸する必要がないのです。そのため、肺に血液を送らないようにするために、開いているのが動脈管なのです。その管の収縮が見られる症状の事を言います。

 

 

★妊娠後期禁忌の商品

  1. エパテックゲル・ローション・クリーム・・ゼリア新薬工業株式会社
  2. セクターゲル・ローション・クリーム・・久光製薬株式会社
  3. モーラスパップ          ・・久光製薬株式会社
  4. ミルタックスパップ        ・・ニプロパッチ株式会社

 

ジクロフェナク製剤の禁忌商品

  〇ボルタレン ジクロテクトPRO フェイタス アンメルツNEO

 

フェルビナク製剤の禁忌商品

  〇フェイタス アンメルツゴールド ゼノールエクサム 

 

インドメタシン製剤の禁忌商品

  〇サロンパスEX  バンテリンコーワ インサイド  ハリックス55IDプラス

 

 

2、肩こりで使用できなくなった訳は?

 

2-1、ロキソニンについて(使用上の注意改訂)

 

他の非ステロイド性消炎鎮静剤の外皮用剤を妊娠後期の女性に使用し、胎児動脈管収縮起きたとの報告がありました。「妊婦・産婦・授乳婦への使用」とも書きたされました。➡2014年、追記しました。

 

2-2、ケトプロフェンについて(注意事項について)

ケトプロフェン以外の非ステロイド性消炎鎮痛剤の外皮用剤において、胎児に動脈管収縮が起きた症例は報告されていませんが、薬剤の作用機序からは妊娠後期の女性に使用した場合、ケトプロフェンのテープ剤と同様に胎児に動脈管収縮が起こる可能性がある事を考慮し、治療上の有益性が危険度を上回ると判断される場合のみ使用する様に注意してください。

➡平成26年、判断され追記されました。

 

ケトプロフェンの外皮用剤を妊婦中期の女性に使用し、羊水過小症(※注2)が起きたとの報告があるので、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に使用する事。

 

 

(※注2)羊水過小症とは?
羊水が減ってしまうと臍帯だけでなく、胎児まで子宮の壁に圧迫されます。そうなると、肺がうまく成長できなかったり、手足や関節が縮こまったり、変形したりしてしまうのです。胎児と羊膜が癒着してしまうこともあるといいます。

 

ケトプロフェンテープ剤発売開始された平成712月から、平成26110日までに妊娠後期における胎児動脈管収縮関連の副作用症例が4例、妊娠中期における羊水過小症の副作用症例が1例報告されています。

     (出典:2017年第一三共より)

 

2-3、ボルタレンについて(注意事項について)

子宮収縮症・妊娠後期に多く使用すると胎児循環持続性症(※注3)新生児肺高血圧症・乏尿(※注4)といった症状を引き起こす可能性もあり、妊娠中や授乳中は使用を控えた方が良いと言われています。

 

(※注3)胎児循環持続性症とは?
出生後の呼吸循環適応障害の1つで、胎児期における肺高血圧の状態が、出生後も持続することによる低酸素血症です。

 

(※注4)乏尿とは?

尿の排泄量が低下し、一日の尿量が以下となった病態。

通常、健常者の尿量は500 – 2,000mL/日です。 また、乏尿よりもさらに尿量が低下し、50 – 100mL/日以下となった場合を、無尿と呼びます。

 

3、肩こりで使用できる湿布とは?

3-1、副作用の少ない第3類医薬品「湿布薬」について。

副作用などの危険性が低い薬品群に使われます。

 

副作用が低い反面、効果も穏やかすぎて解らないものもあります。「肩こり」等に使用する場合、安心なのはこの類に属する「湿布薬」が安全でしょう。

  サロンパス   サロンパスハイ   パテックス
  サロンパスA   サロンシップ   サロンパス30

まったく副作用がないとは言えません。しっかり使用上の注意を守り使用しましょう。

不安な症状がでたりしたら、医師に相談・病院に行く事を忘れない様にしましょう。

 

 

まとめ

「妊娠中だから」とあまり神経質になりすぎても、身体によくありません。

 

現代の医学は進んでいます。新薬が次々と開発されています。「肩こり」に使用したい場合サルチル酸メチル」使用の湿布薬を使うのが、副作用も少なく安全です。

 

しかし、自己判断はよくありません。不安がある方はまず「湿布」を使用する前に、かかりつけ医師に相談するのが一番です。

体質や症状、用途に合うものを選び、自分や家族にとってベストなものを上手に選びましょう。

 

 

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