ピップエレキバンのコマーシャルは誰でも一度くらいは見たことがあるでしょう。
始めて見た時当時は素直な子供だったので、私は磁気って”へ~効果あるんだ・・・”と疑問も感じず受け入れいていました。
まだ若かったので肩こり自体なったことが無かったので、そもそもそんなに感心も無かったというのが正直なところですが。
しかし今は歳を取りガタが来た体では時に藁にもすがりたくなることもあります。
しかし、それが効果がないものだとしたら?
お金と時間をドブに捨てるようなもの・・・
残された時間(人生)を少しでも有意義に過ごしたいのも正直なところです。
今回は「磁気治療器」についてリサーチしてみました。
参考になれば幸いです。
Contents
肩こりに磁気治療器エレキバンなどは本当に効果があるのか?もっと大事なことは・・・
長年の論争
Wikipediaによるとピップは長年の基礎研究と臨床試験の結果から薬事法第2条6項に基づき、厚生労働省から「管理医療機器」のお墨付きをもらって営業をしています。
国も認めているわけです。
しかし磁気程度のことでマッサージ効果が果たして得られるのか?科学では証明できないという声も実際あります。
ピップによる意識調査
ピップは2015年5月、30~50代男女の322人を対象に「磁気治療器に対する意識調査」をしました。
<対象者は以下の3タイプ>
- 肩コリ有訴者
- 市販のコリケア製品3カ月以内使用者
- 磁気治療器利用意向者
まぁ、肩こりがない人に意見を聞いても意味が無いですからね。
そして質問内容は以下の2つです。
- 磁気治療器を信頼しているか?
- 磁気治療器のコリ改善に対する効果をどのように感じているか?
これに対する回答は以下のようになりました。
<1の問いに対して>
- 「信頼している」=55%
- 「信頼していない」=45%
<2の問いに対して>
- 「よく分からない」=59%
となっています。
ざっと半数近い人が信頼していない、効果があるのか無いのかはよく分からないと回答しているわけです。
「信頼している」の55%のうちプラシーボ効果によるものが何%かあれば、さらに信頼度は下がることになります。
なので今なおこの論争は終わることなく続いているわけです。
しかし日本人は「お上のいうことは正しい」という素直な国民性の方も多いので、お国が認めているのだからという意識と、大々的なCMとの相乗効果で55%という数字になっているフシも多少なりともあるでしょう。
もちろん効いている、楽になったという声も沢山あります。
しかしざっと半々なら今のところは”信じる者は救われる”って感じでしょうか?(笑)
アメリカの医学専門誌の見解
米医学専門誌「アメリカ苦痛管理ジャーナル」にて磁石による医学的効果が認められないことが発表された。ただしこの記事は、磁気によって「神経」が電気的刺激を受けるという説を否定したものであって、それ以外の医学的効果まで否定したものではない。
磁場が血中のヘモグロビン(鉄イオンを含んでいる)に作用するとの俗説があるが、鉄イオンは磁気に反応しないため、誤りである
(引用:Wikipedia)
これをどう取るかですが、もし借りに磁気が体の健康に貢献するのなら磁気による専門的な医療器具がもっと世に出ていてもおかしくない気がします。
現実はむしろ磁気よりも低周波治療器の方がはばをきかせているようですね。
どちらにしても
磁気治療器が効こうが効かなかろうが、肩や首など凝ってる部分にフォーカスしてるかぎり肩こり解消の根本解決にはならないことはこのサイトのテーマでもあります。
人間の体は頭からつま先まで全てが連動していて、その全てがバランス良く機能して、始めて凝りや痛みや怪我の無い活動が実現します。
- なぜ何度もマッサージを受けるのか?
- なぜいつまでも治らないのか?
根本的原因を知ろうとしない限り解決することはないと思います。
ただしネックレスタイプではない、ピップエレキバンのこの突起部分が皮膚からツボを刺激して凝りを癒やしていることは十分考えられます。
(出典:Amazon)
まとめ
プラシーボ効果も含め磁気が効くという人は実際沢山います。
肩が楽になったというレビューも沢山ありますし、商品自体未だに支持され売れています。
この現実は無視してはならないと思います。
ですがこのサイトでは患部を直接治療することにあまり意味は無いという考えですので、したい人はすればいいし疑心暗鬼な人はプラシーボ効果さえなくなりますからやめておいた方がいいのかなという結論になりました。
本当に辛い場合は病院へ行き検査をしてもらいましょう、異常が無ければ「脇もみ」「筋ゆる」「耳たぶ回し」「肩甲骨剥がし」などを参考にしてみてください。
そして枕も疑ってみてください。
<肩こりと枕の関係を正しく理解することでもっと肩は楽になる!>
参考になれば幸いです。