著者の佐藤青児さんは歯科医院の院長さんで、口腔の健康に携わっているうちに口腔が体全体に影響を及ぼしていることに気がつき、さらに体の構造を探っていってたら驚くべき方法で肩こりが解消することを発見したということです。

その内容を本にしているんですが、今回この「肩こりは10秒で治る」を購入し読ませて頂き実践もさせて頂きました。

実際の所はどうなのか?詳しくレビューしていきたいと思います。

 

「肩こりは10秒で治る」は本当か?筋ゆる・耳たぶ回し実践感想レビュー

 

第1章、一般的な肩こり対策は間違っているという指摘と説明

簡単にまとめると揉んだり叩いたりしても肩こりは基本的には治らないという説明と、筋肉はふにゃふにゃにして上げることが大事だということです。

 

余計な力で揉んだり叩いたりすると余計悪化する場合があるということですが、コレはその通りで過度なマッサージは筋肉組織を傷つけることは認められています。

つまり揉み返しの原因の一つと言われています。

あとストレッチは一時しのぎだと書いていますが、私はそうは思いません。

 

やり方とストレッチにかける時間で効果も違いますし、実際ストレッチによる血流改善から冷え性や肩こり腰痛などの緩和は多くの人たちが体感しています。

 

一時しのぎというのであればどんなことでも一時しのぎであって、「筋ゆる」でもある程度は継続しなければ効果は出ないと思います。

 

たった1回、10秒で長年の肩こりはさすがに治せません。

コレで治れば私は今日もカミさんの体をマッサージしていませんから(笑)

 

第2章、1日10秒、「筋ゆる」で肩こりを遠ざけよう

先ほどの1日10秒という部分です。

さすがにこれは10秒では無理です。

さすったりする圧力は20グラムというのは正解だと思います。

 

強く揉めば治ると勘違いしてる人は未だに沢山います。

マッサージ店へ以前通ってましたが、力加減を聞いてくるんですが、私はいつもなんでこんなにいつも強くするんだろう?と疑問に思っていました。

 

かえって痛いくらいだったのでいつも弱めにしてもらっていました。

弱い力でも実は効くんです。

というか筋肉などがリラックスし緩むのは弱い力のほうが効果があります。

 

整体も経験してますが、骨(関節)をバキバキいわして凝りや関節などの矯正をしますがこれは施術後は無重力かと思うくらい体も軽くなり軽快です。

が、翌日にはまた100%元に戻っているわけです。

 

なので基本的には「マッサージ」や「整体」、そして「筋ゆる」も同じで根本解決にはならないと思います。

 

事実今駅周辺には以前よりマッサージ店などが乱立してますよね、それだけリピーターも多いということです。

ただしリフレッシュと割り切って行くぶんには全くかまいませんが。

 

第3章、体の「腔」を広げて肩こりを予防しよう

この章では正しい姿勢とは何か?を説明しています。

人の体は「腔」、つまり1本の筒なんだということを基本に解説しています。

それはいいのですが、少し大ざっぱな感じもします。

 

 

さとう式肩こり予防

  1. 肩こりを予防する立ち方
  2. 肩こりを予防する座り方
  3. 肩こりを予防する歩き方

この3つから構成されています。

 

(イラスト:本書より引用)

 

そして次が正しい姿勢を身につけるためのメソッドなんですが、思い返してみたら普段から私たちは何気なくよくやっている動作であり、わざわざイラストで説明するほどのものなのか?と若干疑問に思いました。

 

「図:肩こりを予防する座り方」(イラスト:本書より引用)

 

「図:肩こりを予防する歩き方」(イラスト:本書より引用)

歩き方はほとんどの人は治りません、40年生きてきた人は40年間のクセが固まっています。

本などで少々知識を得たからといって、やってみたところで半年後にはおそらくいつものように歩いてる人がほとんどでしょう。

早い人なら2~3日後には元に戻ってるでしょう、まぁ私のことですが

(笑)

 

ほかに「両肩を上げてストンと落とす」・・・これって誰でも少し肩が凝ったかなというとき、無意識レベルでやってることではないでしょうか。

 

第4章、耳を中心に体を治す

筋ゆるの肩こり解消のルーツが「耳たぶ回し」ということだそうです。

基本動作は以下の1~4です。

  1. 耳たぶを回す
  2. 顎を動かす
  3. 顔をなでる
  4. 肩を動かす

1~4の流れの説明になります。

 

人間の体の「軸」は耳にある

肩こりを治すのになぜ耳たぶなのかという疑問に対する説明とやり方が中心になります。

中心または軸という意味合いが曖昧なので、説明を読んでも今イチピンときませんでした。

なぜならやはり人間の体の中心(軸)などは様々な概念があるからです。

例えば合気道など武術でいう体の中心(軸)は耳ではありません。

 

「気」という概念から言えば丹田かもしれませんし、姿勢をよくするという意味合いでも初耳です。

 

ただ耳には体のほとんどのツボが存在しているので大事な部分なのは分かりますが・・・。

物理的な意味で体の中心を分かりやすく解説してるのは、有名なバーバラ・コナブルの名著ボディマッピングでしょう。

整体師、スポーツトレーナー、格闘技などあらゆる分野でこのボディマッピングは利用されています。

本だけではなく付属のDVDで非常に詳しく分かりやすく解説されています。

これを見たら人間の体がどれほど複雑なのかがわかりますし、あらゆる勉強にも役立ちます。

「ボディマッピング」(バーバラ・コナブル)のレビュー 肩こりの元凶は姿勢だ!

 

手足は「耳から」生えている

そういう意識で立ったり歩いたりしたほうがいいということです。
よく頭のてっぺんを意識しようというのと同じです。

 

ただ位置が違うだけです、耳も頭蓋骨に固定されているのですから耳だろうがてっぺんだろうがそんなに大差ない気がします。

 

耳たぶ回しの効果

耳たぶの周囲は全身に繋がる筋肉のラインやリンパ管が集中しているので、耳たぶ回しをやっていると様々な効果があるそうです。

 

以下は実際歯科に来る患者さん達から

  • シワやたるみがなくなった
  • 小顔になった
  • 血色が良くなった
  • 冷え性が改善した
  • 花粉症の症状が出なくなった
  • ぐっすり眠れるようになった

などの報告を受けるそうです。

 

確かにリンパ管が集中してるので、効果は期待出来そうです。

<やり方>
  1. 左右の耳たぶの付け根を指で軽くつまむ
  2. 耳がふっと軽くなるように少しだけ持ち上げる
  3. 後ろ側にクルクルと4回ごく軽い力で回す
  4. 両手のひらを頬骨からエラにかけてごく弱い力でササッと4回なでる
  5. 1に戻り10セット繰り返す

 

注意点は20グラムほどのごく弱い力でやることだそうです。

効果が感じられない時は力は強すぎることを疑ってみましょうということらしいです。

 

第5章、全身を”ふにゃふにゃ”にしてハッピーになろう

9割というのは言い過ぎなような気もしますが、筋肉の緊張から肩こり首こり⇒頭痛⇒慢性的な疲れ⇒うつなどに派生している人は多くいますから、そういう意味では間違ってはいないと思います。

 

体の悩みの9割は「筋ゆる」で治る

そして注意点として「痛みを探さない」ようにしようということです。

実はこれは私も賛成で、痛いところが必ずしも痛みの元ではないから・・・と言うよりほとんどが違います。

 

なので肩が凝るからと肩を揉んでも根本治療にはならずその時は良くなってもまた凝るわけです。

 

「老化防止」

筋肉をふにゃふにゃにしていると病気知らずの老化防止になるということです。

その後は腰痛に良いストレッチや胃腸の働きをよくするメソッドなどをイラストで紹介してます。

が、腰やお腹をシュシュっと軽くなでるだけの内容です。

その他、足のむくみ、目の疲れ、鼻づまり、シワ防止、ほうれい線防止などのメソッドとなります。

 

アマゾンでの評判は?

正直賛否両論あります、効果があった人なかったひと当然さまざまな意見がありました。

 

批判的なレビュー

買って後悔
2017年12月13日
根本的な解決法ではありません。
本の内容は、耳たぶ回しです。
というより勉強不足!!買って後悔!!

これは無理。

2014年9月22日

言いたい事は分かるけど、これで肩こりが解消するなら誰も苦労しない。
本のタイトルも詐欺です。
売れれば良いのか。

 

肯定的なレビュー

2014年7月3日
マッサージを受けて、首を痛めたために、体に圧力をかけることに疑問を感じ、この本に出会いました。力をかけるのではなく、ゆるめて循環させる、というのに、とても納得しました。

 

2014年6月29日
さとう式リンパケアの講習を受けさせていただき、こちらを購入しました。
さとう先生の理論がココに書かれてて勉強になります!
何事でもそうですが、奥が深いのでもっと関心が深まっていきますよ。
でも、やっぱり実践を見て講習を受けてみるのが一番の早道です。
おすすめです。

 

40件のレビューがあり全体的には4つなので評判は悪くはないです。

やはり体に負担が掛かる今の圧力式に疑問を感じてる方が多いようです。

この辺りは私も同感です。

 

まとめ

実際実践してみて思ったのが、耳たぶと言うより耳たぶの付け根やその後ろのくぼんだ辺りにそっと指をあてて軽くマッサージするのと同じですね。

 

むしろ耳たぶより効く感じはします。

耳たぶだと表面の皮膚を動かしているだけなので自分にはあまり効果は感じませんでした。

あと、「筋ゆる」にすれば9割の体の悩みは解消と書いてありますが、筋ゆるが全てではないでしょう。

 

なぜなら筋肉を非常に酷使するプロレスラーなどスポーツ選手達は1日何時間とトレーニングをしてます。

つまり筋肉がふにゃふにゃどころか緊張の連続ですが、肩こりで悩んでいるとかあまり聞いたことがありません。

 

ボディービルダーも同じです。

本書とは真逆の人達が存在することは事実ですから、全ての人に今回のメソッドが当てはまるのかは疑問に残ります。

つまり運動不足から来る肩こりは今や忙しい人達の宿命といってもいいでしょう。

私も以前はテニスをやっていましたが肩が凝るなんて一度もありませんでした。

テニス肘はやりましたが。

 

これは私の持論ですが筋肉が硬かろうが軟らかだろうが、ようは「血行」、「リンパ」、「気」、「姿勢」、「食」、「運動」、「歯の噛み合わせ」など総合的に考慮していくのが最善策への近道かなと思います。

 

この中の「姿勢」一つ取ってももの凄く奥が深いものになります。

例えば猫背やストレートネック化にしても根が深く、スマホがかなりの原因ではありますがやめるにやめられない事情もあり事は複雑です。

 

耳たぶだけで全てを解決というのはやや単純ではないかというのが私の感想です。

耳たぶを回すこと自体は悪いことではないですし、ごく軽い力(20グラム)は浸透すると良いと思いますね。

「揉まない 押さない 引っ張らない 肩こりは10秒で治る」のレビューでした。

 

(参照、出典:「揉まない 押さない 引っ張らない 肩こりは10秒で治る」(佐藤青児))

 

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